コラテラル (2004)
制作国/アメリカ合衆国
監督/マイケル・マン
上映時間/120分
実を言うと、アメリカングラフィティー、ラヂオの時間みたいに寝静まった真夜中から朝までに起こる人間ドラマの映画が大好きです。
僕自身、グラフィック・デザイナーという職業上?徹夜することが多いのも影響したのかもしれません‥。
徹夜明け暗闇から少しづつ明るくなる時間は1日が始まる希望などではなく、自由な夜が終わった物悲しさしか感じませんでした。この映画のラストも長かった夜が明け朝を迎えて終わりますがそこに希望は見えるのでしょうか。
殺人を依頼されロサンゼルスにやってきた沈着冷静なトム・クルーズ演じる殺し屋ヴィンセントと「この仕事は続ける気はない、他にやりたいことがある‥。」と言いつつ12年タクシー運転手を続けるジェイミー・フォックス演じるマックスの2人の一晩の出来事です。
何と言ってもこの映画の面白さは、計算され尽くしたシナリオにあります。偶然に出会った殺し屋とタクシー運転手。最初2人はあまりにも好対照であると思われましたがストーリーが進むうちに2人はシンクロし立場が変化、逆転していきます。
僕はこの「コラテラル」はトム・クルーズの出演映画でも一番好きな映画です。
何回でも観たくなる映画が名作と言えると僕は思いますが、まさにこの映画は僕にとって名作の一つです。
ちなみにコラテラルとは「巻き添え」という意味です。
まだ観ていない方、是非ご覧くださいね!